何気なく見ているあの景色、気づかなかった小さな故郷の忘れもの。
知れば知るほど、この地に住んでいることが胸を張れる誇りに感じるときがあります。
当館の面する「白糸 湯の街通り」は、老舗旅館の立ち並ぶ歴史ある通りですが、北アルプスを一望できる松本薬師九番札所の薬師堂への参道と続くアルプスパノラマ街道でもあります。
また、一味違った楽しみ方も!!
当館のすぐ脇に備えられた灯篭には花椿が植えられて、春には鮮やかな紅色を咲かせてくれます。通りの坂を下れば、乙女心麗しき娘子が花を手折る情景がきっと浮かぶのでは。実は、花椿に囲まれた街灯には「殿山の たおりを過ぎて 湯の原の わがゆくみちに 花折る乙女児」の歌が刻まれており、坂を下りるときこんな連想ができればあなたも美ケ原温泉通の仲間入り。美ヶ原温泉のあちこちに立てられた街灯には歌が刻まれており、昔の界隈の情景を連想させてくれます。歌をみつけては古き街の姿を思い浮かべる温泉街散策も美ヶ原温泉のひとつの醍醐味。

古きを訪ねてみえてくるこの地の情景、人の営みは、何か温かく感慨深いものです。

写真は、湯の街通りの石碑、今回紹介しました花椿咲く街灯の様子です。